女性リーダーとしての振る舞い〜権威や信頼を損なうボディランゲージ ②〜


 みなさま、こんにちは。IRC JAPAN代表の安積です。

前回から連続して、女性のリーダーが無意識に行う


「威厳や信頼を損ねるしぐさ」をご紹介しています。

 

本日ご紹介するのは、


「感情豊かなボディランゲージ」についてです。

 

ハーバード大学の心理学者ロバート・ローゼンタールが行った

コミュニケーションにおける男女間の違いについての研究によると



①女性は男性よりもボディランゲージを読み解く力が優れており

②女性は他人の感情に対して男性よりも高い共感力をもっている

 

という特徴が発見されました。

 

たしかに、周りの人で少しでも気分が悪そうな人がいたら、

敏感に気がつくのは男性よりも女性の方が早いですよね。

 

また身近な人が喜んでいると、一緒に大きな声を上げて喜んでみせたり、

怒っている人に対しては、あたかも自分も同じ怒りをもっている

かのように共感してみせるのは、男性よりも女性の方が多い気がします。

男女 ボディランゲージ


もともと共感力が優れている女性は、相手の気持ちに深く寄り添い、

相手に伝わりやすい声やしぐさで

「悲しみや痛みへの深い共感」「素直な驚きや感動」

を伝えることが得意です。

 

女性 ボディランゲージ

 

一方で、この女性特有の共感力(喜びや怒り、驚き、悲しみ)が、

男性に対するコミュニケーションにおいて過剰に表出されると、

自分の権威や信頼を失うリスクがあるということを

女性のリーダーは理解しておかなければなりません。

 

 

なぜなら男性は、

自分の悲しみや怒り、喜びや驚きといった感情を

他人へさらけ出すという行為は、

自分の内面をさらけ出す行為であり

自制心をコントロールする力のない人間であることを示す。

と考えるからです。

 

つまり「感情の極端な露出」というのは、

「パワーや権威を失う行為」と捉えられてしまうのです。

 
男性 ボディランゲージ
 
 
とくに男性優位の組織(会社)においては、
 
感情を一定に保てるリーダーほど男性から支持されやすい
 
という傾向が研究結果から出ています。
 
 
つまりこのことからも、
 
 
男性からみた「優れたリーダー」というのは、
 
どのような状況下でも、つねに自分の感情をコントロールでき
 
冷静でいられる人間だということが言えるでしょう。
 

身振り手振りを激しく使って感情を表現したり、

 過剰に微笑んだり、急に声のトーンを変えて共感してみせたり、
 
このような感情表現をおこなう女性をみると、
 
男性はその女性に対しては(たとえ上司であれ、優秀な女性であれ) 

権威を感じなくなってしまうのです。

 

女性 ボディランゲージ

 

 

 

①女性は他人への共感力が高いゆえに、

他人の感情に影響を受けやすい。

そして感情が、表情や声、しぐさとなって表に出やすい。

 

②男性は感情をあからさまに露出する相手をみて

「自制心をコントロールできない人物」

「リーダーとしてはふさわしくない人物」

と無意識に判断する傾向がある。

 

 

男性、女性の双方から尊敬を集め、リーダーとして認められるためには、

相手が男性か女性かによって、自分の感情表現のレベルを

うまく切り替えるスマートさが必要になってくることでしょう。

 

 

女性の武器である「共感力の高さ」と男性から評価される「自制心」。

 

この2つをバランス良く使い分けていくことで、

ますます才能を発揮する道を切り開ける女性管理職の方々が

日本中に増えることを願っています。

 

balance

女性リーダーとしての振る舞い〜威厳や信頼を損ねるボディランゲージ〜

 

みなさま、こんにちは。IRC JAPAN代表の安積です。

 

前回のこちらのブログでは、

女性が無意識のうちにやってしまう
「威厳や信頼を損ねるしぐさ」に注意し、
振る舞いをコントロールするだけで、
女性のプレゼンス(存在感)は大きく変わる。

ということをお伝えしました。

 

今回からは、「威厳や信頼を損ねるしぐさ」について
シリーズでご紹介したいと思います。

 

今日お伝えするのは、男性よりも女性によくみられる

「頭を横に傾けるしぐさ」です。

 

会話の際に、頭を傾けながら話を聞くと、
「興味や好意をもって話を聞いますよ」
というサインを話し手へ送ることができます。

 

「相手の警戒心を解きたい」「緊張感をやわらげたい」
という場面では効果的にはたらく「頭を傾けるしぐさ」

会話の内容や雰囲気に合わせてさりげなく使うことで、
話し手に安心感を与え、会話を促進させるツールになります。

 

頭を傾けるしぐさ1

 

 

 

 

 

一方で「頭の傾き」という動作はもともと、
幼児期において、母親の体に頭をよりかからせた
「甘え」や「慰めの接触」に由来
しています。

 

したがってこの行為は、受け取り側によっては
自分に対する媚や、話し手の未熟さを感じてしまうこともあります。

 

十分に威厳やパワーを兼ね備えた女性が行うのであれば
問題はありませんが、プレゼンスが確立されていない方が行うと、
威厳や信頼性に欠けてみえてしまうため、行う際には注意が必要です。 

 

「あなたに寄りかかりたい」「あなたを頼っています」
というメッセージを暗示させるこのしぐさ。

頭を傾けるしぐさ2

 

 

 

 

 

 

 

 

女性向けに書かれた恋愛ノウハウBOOKには、
男性の支配力を刺激するモテるためのしぐさとして
ときどき紹介されていますが(苦笑)

 

成熟した女性が行うと
相手の優越感を高める追従的な態度」として映り、
ときには「相手への服従」さえも暗示してしまいます。

信頼、尊敬を集めて人を導く立場にあるリーダーには、
言うまでもなくふさわしいしぐさとは言えません。

 

女性がリーダーとしての威厳やパワーを伝えなければならない場面では、


むやみに頭を動かさず、

あえて頭の位置を固定させることで「自信」や「権威」を示す


ということを意識すると良いでしょう。

 

女性 リーダー 立ち居振る舞い

 

 

 

 

The Next Women創設者 Simone Brummelhuis氏 

 

今回ご紹介した「頭を傾けるしぐさ」
みなさまも、状況に合わせて使い分けてみてくださいね。


イメージコンサルタントにおすすめの映画〜女性リーダーに相応しいイメージづくり〜

今日ご紹介するのは、2011年に公開された
マーガレットサッチャー氏の伝記映画
「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」

イギリス初の女性首相、マーガレット・サッチャーの人生を、
若い頃から首相退陣に至るまで伝記的に描いた作品です。

 

マーガレットサッチャー

 

 

 

 

 

 

 

 

サッチャー氏の若かりし頃からイギリス初の女性首相に

昇りつめるまでに見られるダイナミックな変化がみどころでした。

 

もともとソフトで高いトーンの声をしていたサッチャーですが、
(首相を目指すことを決意したサッチャーに対して)
威厳に欠ける声質や話し方を懸念した側近たちは、
一国のリーダーにふさわしい声になるようにボイストレーニングを始めます。

✴︎高い声の話し手は、低い声の話し手よりも信頼に欠け、
「消極的、影響力が小さく、神経質な人物」とみなされる
という数々の実験結果が出ています。
Stel, M., van Dijk, E., Smith, P., van Dijk, W., and Djalal, F. (2011).

Lowering the Pitch of Your Voice Makes You Feel More Powerful and Think More Abstractly. Social Psychological and Personality Science

 

首相としてのポジションを固めるにつれ、言葉の鋭さだけでなく
彼女の声のトーンや大きさ、抑揚や話すスピードがみるみる
威厳のあるものへと変わっていくその姿は、
イメージコンサルタントとして非常に興味をそそられました。

 

また重要な場面で、発言の説得力を何倍にも高めてくれる
重みあるボディランゲージも秀逸!
(メリル・ストリープの演技力の賜物ですね。
ちなみにメリルはこの映画で、主演女優賞を獲得しています)

女性の経営者、女性の政治家等を対象に
イメージコンサルティングを提供したいと思っている方は、
こちらの映画で、リーダーとしての威厳を感じさせる表情、
視線の送り方や手の動かし方などをよく観察すると
大変参考になるはずです。

ボディランゲージについて興味のある方は、ぜひ一度
音声を切って、非言語の部分だけに注目しながらご覧くださいね。

 

またファッションの方もかなりの見甲斐があります。
たとえば、政治家としての自信を得るごとに
徐々に濃くなってくる彼女の服のトーンやディティール。

マーガレットサッチャー3

 

 

 

 

若い頃はパステル調の服を好み、若々しくフェミニンな雰囲気のスタイルが、

年を重ねるごとに、女性リーダーとしてふさわしい

重厚感のある装いへと変化していきます。


マーガレットサッチャー2

 

 

 

 

 

少々クラシックかもしれませんが、

これからグローバルリーダーとして世界に羽ばたいていく日本の女性たちが、

女性らしさを失わずに、威厳と知的さとリーダーシップを

感じさせるサッチャー氏の着こなしから学べる点は多々あるはずです。

 

ご興味のある方は、ぜひ一度DVDでご覧ください。

ボディランゲージ講座

人の表情や身振り手振り、姿勢などをベースとした

ボディランゲージについて学べる講座を9月より開講いたします。

 

ボディランゲージ講座 非言語コミュニケーション

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらの講座では、人の仕草や表情からその人の心理を読み解く方法や、

目的に合わせて自身の振る舞いを効果的に演出できる

パフォーマンス術を習得することができます。

開講日:下記の3つの開催日からご希望の日をお選びください

① 9月20日(日)9:30〜12:30
②10月18日(日)15:00〜18:00
③10月24日(土)15:30〜18:30

受講時間:3時間 (1日完結)

受講費:¥32,000(教材費・修了証費込み)

講師:IRC JAPAN代表 安積陽子

お申し込み方法:HPまたはFacebookよりお問い合わせください。

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